カテゴリ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2007/7/29 22:37
投稿者:kiki ジョディさん。 そう。刑務所で泣き叫ぶんですね。オレはバカだ!って。ごんごん壁を殴って頭を打ち付けて。気づいた時にはもう全てが遅い、というやつですね。実際のラモッタは牛に喩えられるぐらい、モッサリした見栄えのしないボクサーだったそうですが、リング上のデニーロはキレイなんですわ。これ。実に本物のボクサーっぽい空気を出していて。カヴァレリア間奏曲の流れるオープニングは必見です。是非!(余談ですが、ラモッタがベルトを奪うセルダンはかのエディット・ピアフの恋人だったボクサーです) 「ニューヨーク・ニューヨーク」あれも嫉妬深いイタリア男の役でしたね。確かにかみ合ってなかったけど、ジャズの名曲がけっこう流れてて「I'm Gettin' Sentimental Over You」とか「honey suckle rose」など、ジャズを聴くという点では楽しい映画でした。玄人はだしに吹けるようになったらしいですよね。サックス。さすがデニーロ。 大場政夫は、何かの番組で特集してたので見て知ったんですね。まぁ本当にハンサムでねえ。壮絶だった5度目の防衛戦が終わって数週間後に23歳であっという間に事故死するのだけど、早死にする人って人生に無駄な部分がなくぎゅっと詰まってるんですね。ずっと駆け足でそのまま人生を走りぬけて行ってしまうんですよねぇ。もっと生きてたらどうだったのかしらん。ボクシング以外殆ど他に楽しいことなにも知らないで死んじゃってねぇ。あんなボクサー、もう出ないでしょうね。日本が貧乏の尻尾を引きずっていた時代の申し子ですね。驚くべき気迫で何度も逆転KOしてるんですが、あんなガッツを持った若者も、もう出ないでしょう。 2007/7/29 22:07 投稿者:ジョディ この映画はもうずいぶん前、公開時に観たきりで忘れてしまってる部分も多いんですが、異様なまでの嫉妬深さで弟に愛想をつかされるところとか、刑務所に入れられて「何でこんな事になっちまったんだ!」と拳を壁にガンガン打ちつけるシーンは憶えてますね(すごく痛そうなのだ)。「ロッキー」みたいな甘さは一切なくて白黒の画面も手伝って徹底してリアル。ラモッタは実在のボクサーですよね。デ・ニーロも演じ甲斐ありあり。「タクシードライバー」の後は欲求不満気味の作品が続いたので、「レイジング・ブル」でやっとまたデ・ニーロらしさが出て面白くなってきたわ、と思ったのでした。「ニューヨーク・ニューヨーク」なんて相手役のライザ・ミネリとちっとも合わなくて、せっかくの豪華キャスティングなのにもったいない映画でした。そういえば彼の吹くサックスはプロ級に巧かったわ。何でも極めちゃう人です。 kikiさん「何をやってもデ・ニーロにしか見えない」とはキツイけど当たってますねー(笑) まあなんだかんだと云っても、彼はここ30年ほどは演技、存在感では最強のアクターですよね。 ところで大場政夫とは、また懐しい名前ですねえ。現役チャンピオンが事故で逝ってしまった(おまけに若くて端正な顔立ちだった)と当時はセンセーショナルなニュースでした。kikiさんはご両親から聞いてることでしょうね。若くて事故死だとついJ・ディーンや赤木圭一郎を重ねちゃう。生きてたらまだまだ勝てたんだろうに。そういう運命だったのかな。 「レイジング・ブル」のオープニングシーンと音楽がなかなか良さそうとのこと、その辺り憶えてないので見直してみたいと思いますわ。 2007/7/29 8:00 投稿者:kiki あれ?吾唯足知さん。昔はレンタルもOKだったの? 面白いなぁ。 いつの時点でレンタル嫌いになったのか、その歴史を知りたいもんでござんすぞよ。 ワタシも昨今は昔に比べてレンタル比率は激減したけれど、半額の折りには、有料チャンネルでは近々放映しないが、思い出したのでちと観たいぞ、という作品を借りて来たりしてますわ。これはWOWOWあたりから昔録画したのを手元に持ってるざんす。 で、音楽。オリジナルスコアのいいやつも素敵だけど、既成の音楽を巧く使ってあると、これまた味わいが深まって◎なのねん。そう。マスカーニの「カヴァレリア~」はGodfatherⅢでも使ってました。もっとベタに。でも使い方の妙ではこっちが断然上。また、あの間奏曲がいいのよねぇ。静かに迫ってきますね。せつせつとね。ワタシも背後に流れている音楽とコミで脳裏にしみ入っている映画のシーン、結構多いですわ。音は映像と並んで大事な要素なりね。 2007/7/28 8:43 投稿者:吾唯足知 まだDVDが出ていない頃、今ではすっかりレンタル嫌いなワタシですが足げによくビデオを借りに行ってました。(ツイン・ピークス時代ね) 「タクシー・ドライバー」からデ・ニーロの出演作を手当たり次第に観てたのもこの頃。その中に「レイジング・ブル」もあり。 映画と音楽ってワインとチーズみたいなマリアージュ関係。まぁ使われるシーンの映像が命ですが、視覚と聴覚、そして観る側の奥に潜んでいる記憶とかミックスされて感動が生まれる。ワタシもマスカーニをこの映画で聴いた時、美しく哀しく(←悲、ではなくね)胸が苦しくなりました。マスカーニは「ゴットファーザーⅢ」でも聴いたような…でもレイジング・ブルで聴くマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」はブラボー!なのであります。そんな作品ってわりとあるかも…なんせ感激屋なので。
by kiki__D
| 2007-07-29 21:39
| コメント集
|
ファン申請 |
||